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報告書 財政援助団体等監査結果報告書【監査委員事務局】 | 出雲市

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Academic year: 2018

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(1)

監 査 第 93 号 平成25年(2013)11月8日

出 雲 市 長

出雲市議会議長

出雲市監査委員

出雲市監査委員

出雲市監査委員

財政援助団体等監査の結果について(報告)

(2)

第 1

監査の対象

財政援助団体 公益社団法人 出雲市シルバー人材センター ①平成24年度(2012)補助対象事業の運営状況

②平成24年度(2012)補助対象事業の経理状況

第2

監査の実施期間

平成25年(2013)9月30日から同年10月25日まで

第3

監査の方法

今回の監査は、出雲市シルバー人材センターの決算書及び附属書類を基に、関係 職員に対する事情聴取を行う等の方法により実施した。

第4

監査の結果

見直し又は検討を要する事項が多数見受けられた。

今回の監査を踏まえ、監査委員として次の4点の意見を述べる。

1.会員数、会費について

登録会員は平成 20年度をピークに減少しているが、特に継続雇用制度の影響も あり 60 歳台の会員の減少が顕著のようである。さらに、平成 24 年度に行われた会 費の値上げ時期と大量脱退者が発生した時期は、ほぼ一致しており会費の値上げも 要因の一つとなっているようである。自主財源確保のために会費の値上げに踏み切 ったとのことだが、大量の脱退者が発生しては、せっかくの会費の値上げも功を奏 しないものとなってしまう。今後、会費の妥当性のみだけでなく、あり方そのもの についても他市の状況等も考慮しながら検証されたい。

2.補助金について

(3)

(注)①「国庫補助対象外であった1市3町」とは、旧平田市、旧佐田町、旧多伎町、旧湖陵町

である。

②「市補助金のうち国庫補助金に比して上回る部分」とは、平成 24 年4 月 13 日付、島労

発安第477 号により島根労働局長より通知のあった『平成24 年度シルバー人材センター

事業の執行方針について』Ⅰ基本的事項1の「シルバー補助金は、地方公共団体が応分の

補助を行うことを前提に、シルバー連合本部及びシルバー連合の活動拠点ごとに、国庫補

助対象経費の 2 分の 1 の額かつ国の予算の範囲内において交付することを基本とする。(以

下省略)」に基づき、市が応分以上に補助を行った部分のことである。

3.今後の経営見通しについて

2市4町合併に伴う6センターの統合により、国及び市の補助金が平成18年度 から段階的に削減され、それに伴って平成 21、22年度は正味財産期末残高が減少 した。その後、斐川町センターとの合併により平成 23、24 年度は増加に転じたが、 平成25年度以降再び補助金の削減が予定されており、今後経営環境が厳しくなる ことは容易に想像できる。よって、創意工夫により事業実績である契約金額を伸ば すことはもとより、さらなる経費節減等によって健全財政の確立を図られたい。

4.事務処理について

平成 24年度補助金等実績報告書の中に次のような問題があるなど、事務処理に おいて適切と言い難い点が多々見受けられた。研修の実施やチェック体制の構築な ど、早急な対策を講じられたい。

①退職給付費用に記載誤りがあり、延いては補助対象経費の誤りとなった。 ②臨時職員の賃金科目が「臨時雇賃金」ではなく、「諸謝金」に計上されていた。 ③旅費の科目に役員用と職員・会員用があるが、混在して執行されていた。 ④委託費の中に、他費目に計上すべきものや補助対象経費として相応しくないも のが含まれていた。

⑤企画提案方式による事業で、一部実績と異なる内容が報告されていた。

第5

監査の概要

1.出雲市シルバー人材センターの概要 ①事業実績(平成 24 年度)

・会員数 1,015 名(平成 24 年度末) ・契約金額 436,125 千円

・受託件数 13,400 件

(4)

②役員構成

理事会 14 名(理事長 1 名、副理事長 2 名、常務理事 1 名、理事 8 名、監事 2 名)、 ③事務局体制

事務局長 1 名、課長 1 名、主任 4 名、主事 1 名、臨時職員 5 名 ④沿革

昭和 63 年 10 月 社団法人出雲市シルバー人材センター設立 平成 元年 4 月 無料職業紹介事業の開設届

平成 4 年 4 月 旧図書館から今市町北本町「出雲ワークプラザ」へ移転 平成 5 年 3 月 契約金額が 1 億円を超える

平成 7 年 10 月 「ねんりんピック‘95 しまね」にボランティアとして参加 平成 9 年 9 月 第 1 回安全大会を開催

平成 10 年 10 月 センター設立 10 周年記念式典を挙行

平成 12 年 11 月 県連合会主催のしまねシルバーフェアが開催される 平成 15 年 3 月 契約金額が 2 億円、会員数が500 名を超える

平成 17 年 4 月 2 市 4 町の合併に伴い 6 センターを統合し、新センターとして スタート

平成 19 年 4 月 一般派遣労働者事業の実施事業となる 平成 23 年 10 月 斐川町センターとの合併

平成 25 年 4 月 公益社団法人への移行

2.平成 24 年度事業実施状況 ①普及啓発

・センター会報「シルバー出雲」の発行

・10 月のシルバーの日にボランティア活動、スーパー店頭でのシルバー事業の PRを実施

・コミュニティセンター文化祭に参加 ②会員の増員に向けた取組み

・未就業会員対策の一環としての相談対応 ・会員互助会への支援

③就業創出に向けた取組み

・事務局職員による民間事業所への就業開拓訪問

・福祉家事コーディネーター配置による新たな就業掘り起こしとエリア拡大 ・企画提案方式による新規事業の実施

④安全・適正就業対策推進事業

(5)

⑤健全財政の確立

・事務比率の改定、会費の値上げ ・支部事務所の廃止による職員の削減

・一般運営費の管理費や事業運営費の一層の切詰め ⑥シニアワークプログラムの推進

・県連合会主催の剪定講習会の出雲市での実施

・出雲市センター主催の剪定・表装・宛名書・家事援助サービス事業講習会の継 続実施

⑦交流研修・調査研究事業

・中国 5 県によるブロック大会や全シ協総会への役職員派遣 ・会員動向調査の実施

⑧中期事業基本計画の実施

・中期事業基本計画(第3 次 5 ヵ年計画)の初年度にあたり、同推進委員会によ る進捗状況の把握

⑨一般労働者派遣事業の導入

・出雲市センターの派遣事業PRのため、事務局職員による事業所訪問

3.平成 24 年度正味財産増減の状況 ○経常収益;480,973,621 円

①受託事業収益 436,125,382 円

②労働者派遣事業等受託収益 22,980 円 ③受取会費 3,285,650 円

④受取補助金等 41,285,000 円

・受取連合交付金 (17,400,000 円) ・受取市補助金 (23,885,000 円) ⑤雑収益 254,609 円

○経常費用;470,845,188円(うち市補助対象経費 74,328,875 円) ①管理費 2,046,645 円(うち市補助対象経費1,245,475 円) ②人件費 40,260,373 円(うち市補助対象経費 40,119,773 円)

③就業機会確保事業費 425,041,784 円(うち市補助対象経費29,467,241 円) ④企画提案方式事業費 3,496,386 円(うち市補助対象経費3,496,386 円)

参照

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